11月25日(日)菊地市の農家さんで、「猪よけネット柵」と「電気柵」の撤去作業を行いました。

猪による農作物への被害は以前からあったものの、近年は特に、猟師さんの高齢化や後継者不足から、各農家による自衛的な防護策が必要とされています。稲刈りが終わった田んぼでは、この時期に猪よけのためのネット柵や電気柵を撤去して、次の実りの時期に備えます。

猪よけネット撤去作業

いくつかの田んぼを回り、周囲に張り巡らせたネットや電線を巻き取り、支柱を抜いて回収します。

お手伝いの学生からの「来年までそのままではいけないのですか?」という質問に、「春になって草が伸びてくると、支柱やネットが邪魔になり、草刈りが出来ない。雑草が電線に触れていると、電気の効果が下がってしまい、さらに1年中ネットがあると、猪は頭が良いので、学習してネットの効果がなくなってしまう。」と教えていただきました。納得するとともに、農業が自然を相手にした営みであることを実感する学生たちでした。

こちらの農家でもいくつかの田んぼで、既に菊池特産品の「水田ごぼう」の作付けが進んでいました。12月初旬にかけてがピークで、小型のビニールハウスのトンネル栽培で冬を越し、春には収穫が始まります。時季に合わせて、色々な作業が並行して行われています。

猪よけ支柱片付け

納屋に戻ると、100本ほどの支柱を束ね、電線やネットとともに納屋に片付けます。棚の上にあるソーラーパネルは、「電気柵」用のバッテリーの本機です。農業機械や器具の進歩も目覚しく、ソーラー電池式のものも数年前から広く普及しています。

猪よけネット納屋への片付け

お世話になった農家さんでは、熊本地震でご自宅や納屋が被災し、今年やっと納屋の建替えが完了しました。大きな農業用機械や農具を収納するだけでなく、機械の整備や、雨の日の農作業も可能にする大きな納屋は、農家さんにとってとても大切な存在であることも学ばせていただきました。

帰りには、前回10月に収穫したお米を精米してそれぞれいただきました!学生たちもそのおいしさにきっと驚くことと思います!お世話になった皆さま、ありがとうございました。